
県立三重病院で開かれた閉院式と感謝のつどい。病院の前で記念撮影をする出席者=24日午前10時40分ごろ、豊後大野市
公立おがた総合病院(豊後大野市緒方町)との統合により、豊肥地域の医療を50年以上、支えてきた県立三重病院(同市三重町)が今月末で幕を閉じる。10月1日から豊後大野市民病院三重診療所に生まれ変わる。24日、現地で閉院式と感謝のつどいが開かれた。
県立三重病院は1957年に結核療養所としてスタートし、83年から県立三重病院へ。へき地医療拠点病院、2次救急病院として活動してきた。
「県立三重」と「公立おがた」の統廃合問題は、医師不足を理由に県が市へ打診。その後の協議により、公立おがたを核とし、県立三重を診療所とすることになった。統合病院の名称は「豊後大野市民病院」。
県立三重は病床数165(最終的な実運用は55床)。医師13人により総合内科など11診療科で運営していた。今月18日から全診療を停止している。
市民病院三重診療所は無床で、月~金曜日の午前8時半~午後5時まで内科医1人が常勤。月、火、水、金曜の午前中は小児科医、木曜の午前中は整形外科医も対応する。
閉院式で、広瀬勝貞知事は「全国的な医師不足が影を落とし、統合が最善の道となった。これから新しい地域医療の歴史が始まる。県としてもできるだけ支援したい」とあいさつ。橋本祐輔市長が「県立三重病院による質の高い医療の提供などの取り組みを引き継ぎたい」と述べた。
坪山明寛院長がこれまでの沿革をスライドで紹介し、病院の歴史を振り返った。
病院敷地の清掃、院内での作品展示などに協力してきた地域の4団体に知事感謝状を贈呈。出席者で記念撮影をした。
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