
約20年ぶりに“復活”した太鼓山を引っ張った摺地区の人たち
大分市野津原地区今市の丸山神社で19日、秋祭りがあった。ことしは氏子が住む今市町、摺、白家の3地区の住民が協力し、みこしや太鼓山、神楽が約20年ぶりに復活。神社から下宮までの約700メートルの石畳の上を、住民ら約40人がみこしなどを担いで練り歩いた。
同神社の総代長、後藤文男さん(68)によると、地元でも過疎高齢化が進み、みこしの担ぎ手がいなくなったことなどから、みこしなどがない秋祭りが続いていたという。地区住民らは「毎年はできないが、今市の伝統行事を何とか続けていこう」と、地区外に住む地元出身者にも参加を求め、みこしや太鼓山の再開が実現した。
この日、丸山神社から今市地区の中心にある石畳に、威勢のいい掛け声とともにみこしが現れた。待ちかねたように住民らが担ぎ手に飲み物を渡したりして接待。懐かしいみこしに手を合わせる人もいた。
通り沿いに住む後藤幸恵さん(70)は「昔は本当ににぎやかなまつりだったので、太鼓や笛の音が懐かしい。この日を待っていたお年寄りもたくさんいます」と話していた。
丸山神社は江戸時代、加藤清正公が参勤交代の途中に祈願するために立ち寄ったとされる。総代長の後藤さんは「3地区の氏子の思いが一つになり、立派な秋祭りを開くことができうれしい。気持ちよく、地区の繁栄を願うことができた」と満足そうだった。
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