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棟札に署名、思い出刻む 日田市咸宜小

[2010年09月16日 10:29]

棟札に名前を書いた1年2組の子どもたち

 校舎増改築工事中の日田市咸宜小学校(桑野義啓校長、536人)で、全校児童と教職員が棟札に自分の名前を書き込んでいる。全員が書き終えた後、骨組み工事を終えた木造2階建て校舎の時計塔屋根裏に記念として取り付ける。

 咸宜小は老朽化に伴い、ことし2月から校舎、体育館など全面改築工事を始めた。総事業費約18億円で、2013年度に全工程が終了する。木造2階建て校舎は夏休み中に骨組み工事が完了。11年2月に完成予定。
 棟札は建物の建築記念や今後の安全を祈願し、建物内部の最も高い場所に取り付ける札。市教委や建設業者らが「今の児童は校舎が狭く不便。何か思い出をつくってあげたい」と考え、棟札への署名を思い付いた。
 用意した棟札は縦2メートル、横14センチで日田杉の板。3日からクラス別に筆ペンやサインペンで名前を書いている。1年生の穴井日彩(ひいろ)さん(6)は「名前は上手に書けた。付ける日が楽しみ」と笑顔。
 棟札の取り付けは20日ごろを予定。屋根裏に付けるため普段は見えない。再び世に現れるのは校舎の解体時。大人になった児童が在学中のことを思い出せる。
 桑野校長(58)は「何年後になるか分からないが、次の校舎解体時も児童は生きているでしょう。棟札で母校への愛着が強まる」と話していた。

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