
「目標はオリンピック選手になること」と話す川口うららさん=大分市の稙田西中学校
大分市稙田西中学校1年の川口うららさん(12)=市内富士見が丘=は、県内でただ一人の女子中学生の水球選手。鹿児島のチームに参加し、8月には全国大会で優勝した。「将来はオリンピック選手になりたい」と、夢に向かってひたむきに頑張っている。
水球は立ち泳ぎしながらのプレーや接触の激しさから「水中の格闘技」ともいわれる。女子の競技人口は少なく、九州内でもクラブ単独で中学生女子チームを組むことは難しい。川口さんが現在所属する大分水球クラブでも、男女混合の小学生チームではキャプテンを務めたが、中学生になると男女別編制になり、選手としてプレーする場がなかった。
そんな中、守備力やスピードを買われ、出場メンバーが足りず選手を探していた鹿児島県の原田学園スイミングスクールに誘われた。中学生女子チームの一員として8月26日に広島で開催された「第33回全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会水球競技」に出場し、16チームの中で頂点に。「(優勝は)びっくり。水の中で駆け寄ってハイタッチして喜んだ」と川口さん。
水球を始めたのは小学5年生の時。母・桃子さん(38)の勧めで水球教室を訪れ「面白そう」と思ったのがきっかけ。
夏休み中は、鹿児島の監督やチームメートの家に宿泊して、毎日練習に打ち込んだ。普段は大分商業高校のプールで週4日、平均3~4時間ほど行っている。自宅から自転車で片道1時間かけて、休まず通う。きつくても「水球が好きだから楽しい」と、はにかみながら熱意をのぞかせる。
大分水球クラブの岡部裕子監督(41)は「闘志を前に出すタイプではないが、負けず嫌いでメンタルが強い。経験を積んで良い選手になってほしい」とエールを送る。
当面の目標は12月の全日本ユース水球競技選手権大会(岡山県)への出場。「全国大会でシュートが決まって自信になった。また仲間と試合に出るのが楽しみ」と、意欲を見せた。
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