大分県警は、小規模署の日出、杵築両署と、臼杵、津久見両署をそれぞれ統合、現行の17署から15署体制とする素案をまとめたことが10日、地元関係者らへの取材で分かった。日出、臼杵両署の位置に統合署を置き、杵築、津久見の両署庁舎は幹部交番とする計画。県警は9月中に県民の意見を募り、計画を固めたい考えだが、警察署が“消える”可能性がある杵築市では、存続を求める声が高まっている。
統合対象の4署は署員数が50人未満の小規模署。素案では、統合のメリットを▽パトカーの運用台数や当直勤務の署員が増え、110番への対応が早くなる▽重大事件の対応に多くの署員を投入できる―と強調。署員数は日出と杵築の統合署が70人、臼杵と津久見は60人。現在のそれぞれの署員を合わせた人数より数人減る。統合時期はいずれも2012年4月としている。
日出、杵築両署の統合案では、現在、杵築市の一部(旧山香町地域)が日出署管轄となっていることを挙げ、統合すれば「警察署の管轄と行政区域が一致し、連携が強化される」としている。
県警は10日、杵築市議を対象に統合案を説明。これを受け、八坂恭介市長や鈴木六朗市議会議長らは、杵築署の存続を求める要望書を、13日にも県警本部長、県知事らに提出する方針。
統合をめぐっては「警察署等の配置のあり方を考える懇話会」が今年3月、「限られた人員で治安情勢に対応できる組織とするため警察署などの配置の見直しは避けられない」と答申。「小規模署のうち、近くに統合できる署がある警察署」を統合対象に挙げていた。
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