
認知症予防のふれあい宅配講座を受講する日田市伏木町の住民ら
「市職員が税金や介護保険制度などの説明に出向きます」―。日田市の現状や職員の仕事などを市民に知ってもらおうと1998年度から市が始めた「ふれあい宅配講座」。自治会や老人会、企業などから「健康づくりと福祉」「生活・防災の心得」といったテーマでの講座依頼が増え、ここ数年で“静かなブーム”になっている。
ふれあい宅配講座の利用件数は2007年度は11件だったが、08年度は52件、09年度は67件に増加。人気があるのは生活習慣病予防や高齢者在宅サービスなどの健康・福祉をテーマにした講座。担当の市教委生涯学習課によると「老人介護などを身近な問題と考える各地区の婦人会や老人会からの申し込みが多い」という。
市内の伏木町婦人学級(長尾フミ子会長)は初めて認知症予防の講座を依頼した。同市伏木町公民館で8月上旬に開いた講座に40~80代女性約30人が参加。長尾会長は「市中心部では認知症の講演会などはよくあるが、高齢者が多いこの地区はわざわざ出ていかないと聞く機会がないので宅配講座は助かる」と喜んでいる。
ここ数年は企業からの依頼も増加。日田市石井町のTDK三隈川工場(幸田宏工場長、約260人)は昨年度、頻繁に宅配講座を社内研修として利用。国民年金制度や悪質商法対策、耐震診断など普段の研修とは異なる分野の講座を受講した。同工場は「内容が豊富だし、受講無料なので研修費の削減にもなった」と話した。
宅配日・時間は祝日や年末年始以外の午前9時~午後9時の間の2時間。申し込み、問い合わせは市教委生涯学習課(TEL0973・22・8235)へ。
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