
のぼりを手にする道の駅「うめ」の従業員たち。後列右が佐伯市観光協会宇目支部の浜砂事務局長=佐伯市宇目、道の駅「うめ」
「ガンバレ宮崎県 宇目んしは応援しよるよ!」。県境に近い佐伯市宇目の国道326号沿いに立ち並んだのぼりが話題となっている。口蹄(こうてい)疫の被害を受けた隣県の一刻も早い立ち直りを願い、市観光協会宇目支部(甲斐孝義支部長)が製作。宮崎県民から感謝を伝えるメールが届き、議会広報紙の表紙を飾るなど思いも寄らない反響を呼んでいる。
のぼりは若手の協会員たちが発案。防疫対策で車両の消毒ポイントにもなった道の駅「うめ」周辺に6月から掲げた。駅内の宇目農林産物直売所店長で同支部事務局長の浜砂亘道さん(37)は「購入者の6割が宮崎県から訪れている。勇気づけたかった」と話す。
立ち寄った宮崎県内の人々からは「ありがとう」と感謝の声が聞かれ、市役所には宮崎市在住者から「いつもは気に掛けずに通っているが、旗を見てうれしかった」というメールも届いた。
8月1日発行の延岡市議会だより。のぼりを手にした同駅従業員たちの姿が表紙に載った。議会事務局によると、市議の一人がのぼりを見掛けたことがきっかけだった。市外での出来事を表紙にすることは例がないという。4万2千部が市内に配布された。
議会事務局職員は「非常事態宣言の最中は、市外で嫌な思いをした市民もいたが、応援してくれている人たちもいることを紹介したかった」と話す。
これまでも佐伯、延岡の両市は共同観光キャンペーンを実施するパートナー。浜砂事務局長は「宮崎県の完全復興には時間がかかるだろうが、観光面で協力することで力になりたい」としている。
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