
堆肥の製造や太陽光発電の設備を持つ、臼杵市土づくりセンター
臼杵市土づくりセンターの開設記念式典が24日、同市野津町八里合の現地であった。草木を主原料に、より自然に近い堆肥(たいひ)「うすき夢堆肥」を生産。微生物の働きが活発でミネラルが豊富な土壌をつくり、安全、安心な農産物を消費者に届ける有機農業を臼杵から進めるための拠点施設とする。
関係者約200人が出席。神事の後、中野五郎市長が「食の安全が叫ばれる時代、農産物本来の味を求めるには土壌が大事。市農業の中核施設として、昔ながらの農業を復活させたい」とあいさつ。広瀬勝貞知事が「発想と成果に日本中が期待している。担い手企業の誘致など、県農業の振興にも力を発揮してくれるのでは」と激励した。
「うすき夢堆肥」の名称は141通の応募の中から、佐藤菜々子さん(12)=臼杵市南海添、同市東中1年=のが選ばれた。式典に佐藤さんも出席し、名称を披露した。
広瀬知事、中野市長が草木の破砕機のスイッチを押し、設備が初稼働。出席者が作業工程を見学した。
堆肥は今後約6カ月間発酵、脱臭、熟成させ、最初の製品は来年3月ごろ完成予定。市内の農家や、県農協大分のぞみ地域本部に加入する津久見市、大分市佐賀関の組合員に販売する。価格は1トン当たり5千円。通常の堆肥より安くし、有機農業への参入を促す。年間約3千トン、農地150ヘクタール分の生産を計画している。
センターは県が国の補助を受けて建設し、床面積は約4600平方メートル。総工費は約6億円で、県、市がそれぞれ4分の1を負担した。運営主体となる市は省エネのため、太陽光発電(約1億円)を独自に設置。消費電力の3割程度をカバーする。
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