
宇治山哲平・糸園和三郎の代表作を並べ、足跡をたどる展覧会場=24日午前、県立芸術会館
大分市の県立芸術会館で24日、企画展「生誕100年記念 宇治山哲平・糸園和三郎賛歌」(大分合同新聞共催)が開幕した。日本の洋画史に大きな足跡を残した両者の画業の変遷を代表作でたどっている。9月26日まで。
宇治山哲平(1910~86)は日田市生まれ。身近な静物や風景を幾何学的な線と形で再構成する造形的な作品で国画会展などを中心に活躍。単純な形と鮮やかな色による独自の抽象画を確立した。
糸園和三郎(1911~2001)は中津市生まれ。シュールレアリスムの有望新人として頭角を現し、戦後は自由美術家協会展を中心に発表。現代人の孤独や悲哀に向き合い、静かで詩情に満ちた心象世界を描き続けた。
開会式があり、主催者を代表して同館の神山登館長があいさつ。糸園和三郎の次女具島とよ子さん(67)=東京都=、県芸術文化振興会議の渡辺恭英理事長、県美術協会の合田習一会長、大分合同新聞社の佐藤政昭事業局長、神山館長がテープカットした。
会場には両者の代表作計約60点を並べ、独自の表現スタイルを築き上げるまでの歩みを振り返っている。また、同時代の県在住作家の作品約20点を並べ、両者が大分の美術界に与えた影響もうかがえる。
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