
高振動式の吸引器でハウスダストを除去
温泉、食事に加えて快眠―。別府市観光旅館協同組合は、宿泊客に安心で快適な睡眠環境を提供するため、寝具の衛生対策への新たな取り組みを始めている。
全国の旅館やホテルがさまざまなサービスで競争する中、同組合は宿泊客が長い時間を過ごす寝具に注目し、差別化を狙った。「見えないところでのおもてなし。ぜんそくやアレルギーのある人にも安心して泊まっていただける部屋をつくっていきたい」と同組合。
独自の新技術を持つ県内のメンテナンス業者と提携。布団を高温に加熱して繊維をほぐし、高振動式の吸引器でハウスダストを除去する。従来のクリーニングに比べると何倍もの除去効果があるという。布団のほかに枕や座布団、畳、カーペットにも有効で、和室にも洋室にも対応できる。
昨秋から実験的に準備を進め、組合加盟のホテル・旅館8軒ですでに新技術の衛生対策を導入。宿泊客から「いつも旅先で困っていたせきやくしゃみが出なくて、ぐっすり眠れた」などの声も届いているという。導入済みの施設には、フロントなどに「みえないおもてなし認定証」を掲示して宿泊客にアピールしていく。
同組合は「全国でほかにない取り組みだと思う。別府市内で導入施設数を増やし、全県にも広げたい。大分の布団を徹底的にきれいにして、観光客を呼び込む武器にしていきたい」と話している。
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