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スリランカ留学生 母国に日本語学校設立

[2010年08月21日 14:33]

 別府大学大学院2年のスチッタ・グナセカラさん(28)が母国スリランカのニゴンボ市に、日本語学校「別府日本語学校」を設立した。約7年前に来日して以来、自身を育ててくれた第二の故郷への感謝の思いを込めて「別府」の名を冠した。「日本語教師になって、日本とスリランカの懸け橋になりたい」という夢の実現に向けて大きな一歩を踏み出した。

 日本に興味を持ったのは中学生の時。入部したバレーボール部の顧問が日本人だったことと、当時スリランカで放映していた日本のドラマがきっかけだった。「日本人の親切さと、日本語・日本文化の美しさに引かれた」。高校を卒業後に日本への留学を決めた。
 「まったく日本語を勉強せずに来日したので、最初の1年間は授業についていけずつらかった」とスチッタさん。「これから日本にやって来る後輩たちの苦労を少しでも軽減してあげたい」。来日直後に直面した困難な体験が学校設立への原動力となった。
 高校の校長をしている父親に学校設立の指導を受けながら、自身のアルバイト代などをつぎ込んで一戸建ての民家を借り、9月10日の開校にこぎ着けた。18人が入学する予定で、知り合いから紹介された、立命館アジア太平洋大学出身の田中千明さん(28)=別府市=がスリランカに赴き講師を務める。
 日本語教師の資格と博士号を取得することが当面の目標。「スリランカでは30年以上続いた内戦が終わり、新たな歴史がつくられようとしている。日本語学校を設立することが母国発展のためにできる貢献と思っている」。
 しばらくは父親のサポートを受けながら、校長と大学院生の二足のわらじを履く。スチッタさんは「学校が日本とスリランカの情報発信の場であり、相互理解が深まる場になればうれしい」と話している。

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