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県教委が高卒就職者調査 進路指導に活用へ

[2010年08月21日 10:08]

就職試験の解禁を前に、県内の各高校では就職希望者に対する面接の実技指導などが行われている=大分市内

 高校時代に真剣に取り組んでおけば良かったと思うのは「仕事に必要な資格」「授業」「言葉遣いやマナー」―。県教委が2006年春~09年春に県立高校を卒業、就職した人を対象に実施した初の実態調査で、こんな声が上位を占めた。9月中旬には高校生の就職試験が解禁される予定で、県教委は「社会での実体験を踏まえた先輩の生の声」(担当者)を進路指導に生かしていく考えだ。

 大分は「雇用のミスマッチ」などで、高卒者の早期離職率が高いとされる。調査は高卒就職者の実態を把握し、就職を希望する生徒への的確な指導につなげようと、17項目のアンケートで実施。専門学科や総合学科のある全日制25校の7567人に質問用紙を送り、1140人から回答を得た。
 回答者の就職先は▽製造業 584人(51・2%)▽サービス業 113人(9・9%)▽医療・福祉 63人(5・5%)―など。
 「高校時代の経験で、社会に出て役に立ったことは」との問い(複数回答)には、415人(36・4%)が「言葉遣いやマナー」と回答。ほかに「部活動」「授業での学習」「一般常識」が上位を占めた。
 一方、「社会生活を送るため、高校時代にもっと真剣に取り組んでおけばよかったと思うこと」(同)には、301人(26・4%)が「直接仕事に必要な資格」を挙げた。「授業での学習」「言葉遣いやマナー」「一般常識」と続き、「就職先の仕事に関する理解」なども多かった。
 調査では176人(15・4%)が「仕事がきつかった」「本当にやりたい仕事ではなかった」などを理由に離職または転職し、その後は正社員での再就職が困難になっているという実態も浮き彫りになった。
 高校教育課は「就職先を慎重に選び、正社員での就業を継続することが大切。事前に仕事内容などをよく理解していればミスマッチは防げる」として、企業でのインターンシップなどに力を入れている。

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