
県賞詞を返還する大分高校の竹中昭憲事務長(右端)ら学校関係者=20日午前、県庁
日本書芸院などが主催する「全日本高校・大学生書道展」への不正な水増し出品が発覚した大分高校(小山康直校長、980人)は20日、昨年に受けた県賞詞(県民栄誉賞)を県に返還した。同校は昨年、同展の団体賞で最優秀校に選ばれ、その功績で賞詞を授与されていた。県賞詞は1980年以降、437個人・団体に贈られているが、返還は初めてのケース。県は受賞者リストから削除した。
同校の久保恭友、芝尾仁両教頭と竹中昭憲事務長が県庁を訪れ、賞詞を返した。久保教頭は「非常に名誉ある賞を頂いたが、不祥事でご迷惑を掛けた」と謝罪。応対した河野恭介県私学振興・青少年課長は「県民の信頼を裏切ることにつながる。二度とこのようなことがないよう努めていただきたい」と述べた。
同校は同展でこれまで9回、最優秀校に選ばれ、県賞詞も8回、受賞していた。しかし、昨年と今年については不正が判明し、昨年の最優秀校は主催者に自主返納していた。
同校はこの日、運営する学校法人が19日に理事会を開き▽不正をした書道部顧問の男性教諭(51)を停職3カ月▽不正を黙認した書道部副顧問の女性教諭(28)を減俸10分の1(2カ月)▽監督責任を問い小山校長を無給(2カ月)―の懲戒処分としたことを明らかにした。処分はいずれも9月1日付。停職3カ月は同校の規定上、免職を除いて最も重い処分という。
同校は23日に全校集会を開き、生徒に経緯を説明する。
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