
大分県産杉のプレカット材を用いたETロボコン専用のコース土台。4種類の部品だけを使い20分で組み立てられる
家電や携帯電話などさまざまな製品に搭載される組み込みソフトの開発能力を高める「ETソフトウエアデザインロボットコンテスト」(ETロボコン)。このコンテストで使う走行コースの土台に、大分県産杉のプレカット材が使われる。関係者は「狂いの少ない大分方式乾燥材の良さをPRしたい」と話している。
社団法人組込みシステム技術協会(東京)が主催するETロボコンは、企業や大学、個人が参加。それぞれが製作したロボットが、ボード上に設定されたコースを短時間に高い精度で進むことなどを競う。
初開催の2002年にわずか20だった参加チーム数が今年は356に増えた。予選も九州(福岡県)を含む10カ所で開く大きな大会に成長した。従来、走行コースの土台(縦3・64メートル、横5・46メートル)は会議机を並べたり、床に直接置いたりしていたが、大会の本格化に伴い、規格を統一する必要性が指摘され始めた。
「大分県の特産品である杉を使って公式コースができないか」。依頼してきたのは、大分県が過去に主催した組み込みソフト研修会で講師を務めたことのある、ETロボコン実行委員会の技術顧問だった。
県産業科学技術センターや県林産振興室などが協議し、佐伯広域森林組合のプレカット加工場で生産され、住宅建材としても評価の高い大分方式乾燥材の利用を提案。20分で組み立てられる利便性などが認められ、九州大会のコース土台に使用されることが決まった。さらに本大会への採用も検討されている。
大分県や同森林組合は「九州大会には県内から過去最高の5チームが参加する。県産材の土台で県勢の活躍を祈り、精度の高いプレカット材が全会場の標準仕様になるようしっかりPRしたい」と話している。
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