
文部科学大臣旗をバックに賞状を持つ杵築高3年の谷口雄峰君(中央)。左は羽田野徹校長、右は弁論部顧問の吉野幸世教諭
第34回の弁論部門(2、3日・宮崎県西都市)で、杵築高校3年の谷口雄峰君(17)が最優秀賞に選ばれた。同部門での最優秀賞は、県勢では初めて。“文化部の甲子園”とも呼ばれる大舞台で、日本一に輝いた。
谷口君は昨秋の九州大会で、県勢としては22年ぶりに最優秀に選ばれ、全国切符を手にした。今回はその時の作品に少し手を加え、「自分の言いたいことがもっと、きちんと伝わるように」と練習を重ねてきた。
本番では開始直前まで緊張が続いた。ところが「演壇に立つと、急に気持ち良くなってきた」という。「言葉が自然にあふれ出てきた。練習通りではなかったが、終わった時の充実感は大きかった」と谷口君。見事に最優秀賞をつかみ、賞状と文部科学大臣旗を受け取った。
弁論のテーマは、住職の傍ら、保護司としても活動する父博信さん(49)。尊敬する父が取り組む活動を紹介したいと思い立った。担当した相手に、保護観察停止の通知を届ける博信さんのうれしそうな様子をつづった。その日がクリスマスだったことから、題名は「坊主のクリスマスプレゼント」と付けた。
同部門には64人が出場。「全国のレベルは高く、刺激を受けた」という。谷口君は「ほかの人の弁論を聞きながら、さまざまな考え方や意見があることを知った。住職を継ぐために仏教を勉強したいが、ほかの宗教を含めた宗教比較学にも興味がわいた。貴重な経験を卒業後にも生かしたい」と話した。
谷口君と同校関係者は16日に八坂恭介杵築市長、17日に県教委の小矢文則教育長を訪ね、受賞を報告する。
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