大分のニュース

彦陽中で平和授業 体験記を題材に

[2010年08月07日 10:05]

戸高嘉作さんの戦争体験記「ソロモン群島 敗戦の爪跡」を持つ孫のゆかりさん

 佐伯市戸穴の彦陽中学校(台野真人校長、114人)で6日、「平和を願う日 全校集会」が開かれ、地元の狩生出身で、第2次世界大戦の体験記「ソロモン群島 敗戦の爪(つめ)跡」を残した戸高嘉作さん(1979年、68歳で死去)の体験が取り上げられた。生徒会と文化学習委員会の生徒たちが企画した。

 嘉作さんは、生徒会長の戸高頌梧(しょうご)君(15)の曾祖父に当たり、頌梧君の母親でPTA副会長のゆかりさん(46)は孫になる。

 全校集会では、ゆかりさんが「平和教育に役立つ資料を探していて、祖父の体験記を初めて読んだ。すごくショックだった。戦争は遠い昔の話と思う人もいるかもしれないが、身近な問題だと知ってほしい」とあいさつし、7年前に同体験記が大分合同新聞(2003年8月15日朝刊)に大きく取り上げられ、反響が大きかったことなど話した。

 嘉作さんが戦場で自決しようとしたが不発弾だったこと、戦友の死、捕虜になって2年後に帰国したことなど、文化学習委員会のメンバーらが体験記を朗読したほか、頌梧君が祖父の兄で嘉作さんの長男になる嘉明さん(77)にインタビューした様子などが紹介された。

 最後に、生徒会の岩佐瑞希副会長(14)が「わたしたちが大人になった時、自分たちの子どもに平和の尊さを伝えられる大人になれるよう、平和を求める心を持ち続けることを誓います」と平和宣言を読み上げた。

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