
展示解説をする加藤康彦県立芸術会館主幹学芸員=パトリア日田
日田市出身の抽象画家、宇治山哲平(大分合同新聞文化賞受賞)の生誕100年を記念する「宇治山哲平展」が、同市三本松のパトリア日田で開かれている。15日まで。
宇治山は1910年、同市豆田町で生まれた。日田男子尋常高等小学校(現咸宜小)、県立日田中学校(現日田高校)、県日田工芸学校を卒業。日田漆器、県工芸指導所などで働いた後、61年に県立芸術短期大学(現県立芸術文化短大)教授に就任。86年に亡くなるまで、幻想的で独特な抽象画を制作し続けた。
生誕100年記念展では、県立芸術会館と日田市が所蔵する宇治山の作品約50点を展示。日田盆地など古里を描いた木版画、抽象に徐々に移行する静物画や風景画、鮮やかな後期の抽象画などを年代ごとに紹介。宇治山の画業をたどる展示となっている。
展示解説をした県立芸術会館の加藤康彦主幹学芸員は「従来の洋画家という枠ではとらえきれない人。型にはめ込むのではなく、自由に見ることが宇治山芸術を理解する近道ではないか」などと話した。入場料は一般300円、70歳以上200円、高校生以下無料。
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