
魚群マップ即日配信システムのモニター画面
県農林水産研究指導センター水産研究部の栽培資源チームは、魚群探知機(魚探)でとらえたシラス(チリメン)の魚群表示を、携帯電話やパソコンの画面で一般に公開する「シラス魚群マップ即日配信システム」を開発した。徳島県、北海道大学と民間の魚探メーカー、情報システム研究所との共同研究の成果。
チリメン漁は4隻で船団を組んで操業する。県内の漁船漁業ではマアジ、タチウオに次いで生産額3位。近年、燃料高騰が負担となったことから、事前に魚群情報を提供し、船団が魚群を探して移動するための燃費の節減を図ろうと研究が始まった。
核となる技術は、魚群から戻ってくる反射波(音波)の強度が、チリメンは周波数によって特に大きく変化する性質の応用。
高周波で魚影が表示され、低周波では表示されない魚群をチリメンと推定する。
県調査船豊洋に搭載した魚探を使い、佐伯湾などで20回以上の調査を行ったところ、魚群の判別ができたほか、実際に漁獲にもつながった。
配信画面は、豊洋が航行ルートで収集した魚群反応(魚探画面)のほか、漁獲と関連する水温、濁度、塩分濃度や衛星観測による海域水温などのデータも画像によって表示される。
研究を担当した行平真也研究員は「県内におけるシラスの生態などを明らかにし、効率的な漁獲に役立てるよう、さらに調査研究に取り組みたい」と話している。
アドレスはhttp://fishmap.ddo.jp/shirasu/ 水産研究部のホームページからもリンクしている。
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