
スーパーの一角でお客さんとのコミュニケーションを楽しみながら手作りクッキーを販売するメンバー
障害のある人たちが働くべっぷ優ゆう作業所(別府市内竈)の手作りクッキーが、地元企業の協力で少しずつ客層を広げている。スーパーなどの一区画を借りてメンバーが対面販売。「市民と触れ合ういい機会。お客さんの声をじかに聞くこともでき、商品のレベルアップにつなげたい」と意欲を高めている。
NPO法人べっぷ優ゆう(田中康子代表)が運営する同作業所では、重度の知的ハンディがある人など34人が、クッキー作りや紙すきなどに取り組む。
主力商品のクッキーは、作り始めて10年。添加物を使わないことや国産の材料にこだわるなど、「体に優しい自信作です」と田中代表(65)。裏ごししたかぼちゃを使ったクッキーや人気のアーモンドチュイールなど17種類あり、商品開発にも力を入れる。
マルショク流川店内のカフェへの出品がきっかけで、昨年2月から毎週水曜日の午前中、同店1階で販売コーナーを設けている。河野武彦店長(52)は「地域貢献の一環。一生懸命な姿を見て協力を決めた」と話す。同7月からは、HIヒロセ別府店にも毎週火曜日の午前中に出店している。
仲間2人と元気いっぱいに接客する女性(20)は「楽しい」とにっこり。1袋100円で、1日100袋ほどが売れる。常連客ともすっかり顔なじみでリピーターも多く、仲間たちのやりがいにつながっている。売れ筋商品の傾向などを肌で感じることもできるという。
田中代表は「障害者の作業所としてオリジナル商品の販路確保は大きな課題で、地域の温かい支援が大変ありがたい。協力してくれる企業が増えるとうれしい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA