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明礬の“財産”知って 努力の結晶、湯の花

[2010年07月30日 10:15]

職人と一緒に湯の花小屋の床に青粘土を敷き詰める子どもたち

 地域に根差した文化財を知ってもらおうと、別府市の「明礬(みょうばん)温泉湯の花製造技術保存会」(岩瀬公男会長)は初めての「湯の花 こども文化・化学教室」を開いた。同会は「全国でここにしかない技術を誇りにしてほしい」としている。

 明礬温泉の「湯の花製造技術」は国の重要無形民俗文化財(民俗技術)。保存会は技術の保護、人材育成、製造に必要な青粘土の確保などに取り組んでいる。2回開く教室で職人の苦労や伝統の技術を伝える。
 観光施設「湯の里」で26日にあった第1回教室には、小学4~6年生15人が参加。同会の恒松栖(すみか)顧問らが、約290年前から続く湯の花作りの歴史や湯の花小屋の構造などを説明。「湯の花を雨や風から守り、温泉の噴気を行き渡らせるためにわらぶきの小屋となった」などと話した。
 子どもたちは普段入ることのできない湯の花小屋に入り、職人たちと一緒に湯の花作りを体験。夏場は室温が45~50度になるという小屋の暑さに耐えながら、湯の花の製造で一番大切な青粘土を床に敷き詰めた。約40~60日後に、青粘土の表面に結晶(湯の花)を作り出すという。
 「こんなに暑い中作業する職人はすごい」と大平山小5年の橘浩太君(10)。青山小6年の北江由依さん(11)は「湯の花を初めて知った。1カ月後に湯の花を採取するのが楽しみ」と目を輝かせていた。
 第2回教室は、同じ子どもたちが参加して8月23日に開く。出来上がった湯の花の採取や、温泉の蒸気の性質を調べる実験などをする。

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