
キュウリのつるでできたトンネルをくぐる子ども
大分市は、ゴーヤーやアサガオの育った葉でカーテンのように窓を覆い室温上昇を抑制する「緑のカーテン」事業を実施している。本年度は規模を拡大し100カ所を超える市所有施設で展開。室温にどのような影響を与えるか検証する。
同市は、室温の上昇を防ぐことで冷房の電力消費を抑え、二酸化炭素排出の抑制につなげようと2008年度から事業をスタート。
当初は、支所や小学校など47カ所で着手。本年度は、市有の73施設や校区公民館20施設を加え、計104カ所で実施している。市環境対策課によると、市が所有する施設の3分の1が対象になっているという。本年度の事業費は、土、苗やプランターなどの消耗品費用が約150万円。
市役所本庁舎南側では5月末、合計60メートルにわたって2階にゴーヤー、3階にイリオモテアサガオを植えた。ゴーヤーは、実を付けるまで順調に育っている。また、野津原支所の建物の西側には約60メートルにわたりイリオモテアサガオが育ち、西日が室内に入るのを防いでいる。
環境対策課の伊東章浩さん(42)は「植物を育てる楽しさや大変さを子どもが体験したり、職場に緑が増え癒やしを感じる職員が増えるなど、副次的な効果も出ている」と話している。
大分市荷揚町の府内こどもルーム(渡部和男所長)に緑のカーテンやトンネルが出現。子どもたちを楽しませている。
緑のカーテンなどは渡部所長(63)が、子どもたちに楽しんでもらいたいという思いから実施。植えた苗もキュウリ、トマト、小玉スイカ、ニガウリなど多岐にわたっている。
キュウリのつるでできた長さ約3メートルのトンネルは、子どもたちがくぐって遊ぶなど人気。収穫したスイカを食べた甲斐恭祐ちゃん(3)は「おいしかった」と大満足の様子。渡部所長は「子どもだけでなく保護者も楽しんでもらえてよかった」と話した。
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