
岩澤重夫画伯の長男有径さん(左)に佐藤陽一市長が感謝状を贈呈=27日午前、日田市役所
昨年11月に死去した日田市出身の日本画家、岩澤重夫画伯(文化功労者、大分合同新聞文化賞受賞)の長男、有径さん(52)=京都府在住=が27日、同市に画伯の作品など遺品約950点を寄贈した。
市役所を訪れた有径さんが「日田市の文化振興に寄与するため、寄贈します」と、佐藤陽一市長に目録を手渡した。佐藤市長は「大変ありがたい。作品で市民に元気を与えられるように、記念美術館建設に向けて努力します」などと謝辞を述べ、拝領書と日田杉で作った感謝状を贈った。
寄贈されたのは日展、東丘社展、位双展などに出品された作品やドローイング、スケッチブック、陶芸作品、中国すずり、写生道具など。日展出品作はいずれも120号を超す大作ばかり。位双展などに出された抽象画は、これまで寄贈したことがないという。また、東丘社展に出品された初期の作品も極めて貴重。有径さんは「倉庫から出して、私も初めて見るような作品もあり、こんなにも描いていたのかと驚いた」などと話した。
市は、画伯の作品を保管・展示する「岩澤重夫画伯記念美術館」を計画中。来年度の着工を目指し、庁内プロジェクトチームで内容の検討を進めている。
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