JA大分中央会は27日、別府市内のホテルで臨時総会を開き、新会長に非合併JA側が推薦していたJA別府市組合長の佐藤洋氏(66)を選んだ。人選難航で会長ポストが空席になっていた異例の事態は約1カ月ぶりに解消された。
これに伴い、ほかの農協連合会も会合を開き、会長ら役員を決定。中央会以外の4会長は、いずれも旧16JAが合併した県農協側が会長に就いた。
JA大分信連経営管理委員会長、JA大分厚生連経営管理委員会長には渡辺邦寿氏(68)=県農協経営管理委員=、JA共済連大分運営委員会長に染矢勲雄氏(68)=JA全農県本部運営委員会長=を選任。中央会常務には厚生連理事長の小嶋智憲氏(64)を選んだ。それぞれ任期は来年6月末までの約1年間。
中央会長の人選をめぐっては県農協側と、非合併農協側の双方が候補者を推薦し、協議は平行線をたどっていた。最終的に中央会長のポストを非合併JA、ほかの4会長のポストを県農協が取ることで折り合い、JAグループ内の決定的な対立を回避したとみられる。
佐藤氏は「農家組合員が安心して農協を利用できるようにしっかり責任を果たしたい」と抱負を述べた。今後にしこりが残る懸念を問われると「心配ない。(JAグループで検討する)県一JA構想も実現させていく」と強調した。
▼ 新会長の候補者については推薦会議が6月から協議を続けてきた。メンバーは7人で広瀬暢洋前会長、県農協から4人、非合併JAから2人。過去の会長人事はすべて全会一致で決めており、今回も多数決は避け、26日の会議で候補者を佐藤氏に一本化することで合意した。
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