
足踏みミシンを修理する学生たち
大分市の大分高専「足踏みミシンボランティア活動」グループ(小林恵美里リーダー・15人)は、ことしも修理したミシンをマレーシアの学校などに計15台贈った。26日には学生7人と引率の教職員らが、修理方法など技術を伝えるため出発した。
グループは2003年からタイやインドネシアなど東南アジアへ修理した足踏みミシンを贈る活動を始めた。07年からは、同校が3年間取り組んだ「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」の事業のひとつとして取り組み、ミシンを贈るほかにも学生がほぼ自費で現地を訪れ、ミシンを修理したり、その方法を教える活動に励んできた。
22日は、同校で次回送り出すためのミシンの修理などを行った。学生は部品を磨いたり、組み立て直したミシンで試し縫いをし、微調整を繰り返すなど、一生懸命に取り組んだ。
現地訪問でリーダーを務める国安玲菜さん(18)=電気電子工学科4年=は「ちゃんと修理の手順を教えられるか不安もあるけど頑張りたい」。ことしから参加している嶋崎悟君(17)=制御情報工学科3年=は「組み立ては難しいが、楽しい。言葉が伝わるか分からないが、自分の技術を伝えたい」と意欲をみせる。
目下の課題は活動を継続していくための資金。現代GPが終了したことから、ミシンの部品代や輸送代などを支援してくれる団体を探して、県や市にも相談。ことしは、県からの申請が通り財団法人自治体国際化協会「CLAIR」から支援を得ることができた。来年以降は決まっておらず、現在も探しているという。
活動の指導にあたる技術部技術専門職員・岩本光弘さん(37)は「活動は学生がいる限り続けていく。修理したミシンが実際に使われているのを目の当たりにすると学生の活動意欲も増す。毎年とはいかなくても機会があれば現地へ行けるようにしたい」と話した。
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