
遺跡の説明を熱心に聞く参加者=25日
縄文時代早期(約8千年前)の竪穴住居が多数確認された佐伯市大越の「森の木遺跡」で25日、現地説明会が開かれ、市民ら130人が県教委埋蔵文化財センター(山口博文所長)の担当者から説明を聞いた。
同センターが、昨年度から東九州自動車道の建設予定地6500平方メートルを発掘調査してきた。
遺跡は番匠川支流の大越川左岸の河岸段丘上にある。調査の結果、竪穴住居26棟と屋外の調理場ともいえる集積炉55基、煙道のついた炉穴(ろけつ)18基などが見つかった。
同センターでは「県内最古の集落遺跡」と見ており、説明会では「ナウマンゾウやマンモスが大陸から日本に来ていた旧石器時代(約2万年前)の石器や土器も確認されている。竪穴住居跡では、古い住居の柱穴とその後、新たに作った住居の柱穴が重なっている。住居は直径2~3メートルの円形で、内部の広さは7、8平方メートル程度。1棟には数人程度のあまり多くない人が住んだと考えられる」などと説明。見学者からは「墓は見つかっていないか」などの質問が出た。
また、山形や楕円(だえん)形の文様がある押型文土器と無文土器などの縄文土器、矢尻、漁網の重り、打製石斧(せきふ)、姫島産黒曜石(重さ4キロ)など多種多様な道具や、それを作る材料などを展示した。
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