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新聞は生きた教材  別府大の阿部准教授

[2010年07月25日 08:32]

新聞を使って講義をする阿部准教授(右)

 別府大学国際経営学部の阿部博光准教授(エネルギー政策)は、講義に新聞記事を活用している。記事をベースにした講義を通じて知識を習得し、実地研修で一人一人が考えを深めてほしい―という狙い。阿部准教授は「この講義を通して、学生がものを見る目や社会性を養ってくれれば」と話している。

 先日の「自然エネルギー」をテーマにした講義では、大分県の自然エネルギー自給率日本一を取り上げた本紙の「月刊おっ!」(5月30日付朝刊)と県の環境施策を紹介した「県政特集」(6月26日付別刷り特集)を取り上げた。

 阿部准教授は、記事で取り上げている地熱、風力、水力などの自然エネルギーについて一つ一つ解説。仕組みを図解で補いながら、それぞれの自然エネルギー発電の利点や問題点について考えた。その後、学生たちは九重町の九電八丁原地熱発電所を訪れた。

 阿部准教授は元通信社記者。新聞を講義で活用するメリットとして、最新データを提供できることと、要点がまとまっていることを挙げる。また23年にわたる記者経験から、「新聞は生きた教材。文献では読み取れない現場の息遣いを学生たちに感じてほしい」という願いもあるという。

 講義を受講する2年の石丸靖菜さん(19)は「学習内容は同じでも、資料が新聞記事だと“親近感”がわく。新聞はキーワードなどもコンパクトにまとめてくれているので、自習の時などでも使い勝手がいい」と感想。阿部准教授は「講義で新聞を使うと、学生の食い付きが違う。これからも新聞を使って“現場の見える学習”を進めていきたい」と話している。

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