
老朽化した講堂の大規模な改修工事が始まった天念寺
豊後高田市で毎年2月にある伝統の火祭り「修正鬼会(しゅじょうおにえ)」(国指定重要無形民俗文化財)の舞台となっている天念寺(同市長岩屋)で、老朽化のため傷みが激しくなっている講堂の大規模な改修工事が、地元の長岩屋修正鬼会保存会を主体に始まった。作業の一般公開も実施し、31日には設計士が概要を説明する特別公開がある。
講堂は江戸時代に建てられたとされ、過去に何度か改修された記録が残る。工事では、かやぶき屋根や壁面を張り替えるほか、基礎部分を補強。行事の時に見物客で埋まるスペースを一部増築し、出入り口も1カ所から3カ所に増やすなどの改修を実施する。修正鬼会の舞台を維持し、伝統行事を後世に伝えていく目的もある。
工事は12月末まで。総事業費は約2715万円で、市や国が全額を補助。同寺前を流れる長岩屋川にある川中不動でも、秋以降に保存修理の作業が計画されている。
現在、周囲には高さ約6メートルの足場を設置。一般公開は12月上旬までで、足場から作業の様子などを見学できる。市職員や地元住民によるガイドもある。高校生以上200円、小中学生100円。見学希望日の3日前までに申し込む。
31日の特別公開は午前11時、午後1時半の2回で、申し込みは26日まで。
市商工観光課文化振興係は「工事を見学できるのは貴重な機会。寺の建物がどのように組まれているかも実際に見てもらえれば。文化財に興味を持ってもらい、守ることの大切さを知ってほしい」としている。
問い合わせ、申し込みは同係(TEL0978・22・3100)へ。=土、日曜日、祝日は休み。
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