
30年ぶりに九州大会で優勝し、全国大会に向けて意気込む県立盲学校の選手たち=14日午後、大分市の県立盲学校
第25回九州地区盲学校グランドソフトボール大会(7~9日・佐賀県)で、県立盲学校(大分市、岡本美枝子校長)が30年ぶりに優勝。8月18~20日に岡山県である全国大会への切符をつかんだ。選手たちは「大分に優勝旗を持って帰るぞ」と意気込んでいる。
同校は1966年、74年、76年、80年の4回、九州大会で優勝している。だが、大会の開催に合わせて2年置きにチームをつくるため、日ごろから部活動で練習を重ねる他県チームに力が及ばないことが多く、優勝から遠ざかっていた。
今年4月、監督の梶原悟教諭(54)の呼び掛けで集まったのは12~50歳の15人(うち女性2人)。野球の経験者や、社会人チームに所属する生徒もいた。
練習は毎週2回。まっすぐ走ったり、呼び声が聞こえる方向に正確にボールを投げる練習も重ねながら、本番に臨んだ。
8チームが出場した予選リーグでは、優勝候補の福岡、熊本、鹿児島と同じパートになった。「正直、勝てないと思った」と副主将の和泉雄基さん(25)=高等部2年。
ところが、これまでになく打線が爆発。大量得点で強豪を次々と下し、決勝トーナメントを含む4試合で計34点を挙げた。失点も計7点に抑える好プレーを見せた。
投手の衛藤大門さん(32)=同2年=は「仲間の助言や堅い守りに助けられた」。10打点を挙げた主将の石田誠一さん(50)=同3年=は「一人一人が試合に集中できた。団結力の勝利」と振り返る。
同校での勤務は31年目という梶原監督は「30年前のチームに匹敵する強さ」と太鼓判を押す。30年前には全国大会がなかったため、同校にとっては初の全国大会。「正々堂々と全力で戦いたい」と話している。
<ポイント>グランドソフトボール
視覚障害者向けに考案された競技。基本的なルールは野球と同じだが、ハンドボール大の専用ボールを使い、1チームは10人編成(外野手4人)。投手が転がしたボールをバットで打つ。投手を含め、全盲の選手が4人以上プレーしなければならないなどとなっている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA