
清水一道准教授の授業=中津市北部小
北海道室蘭市で、大型船のリサイクル活動に取り組んでいる室蘭工大の清水一道准教授(室蘭シップリサイクル研究会座長)が16日、ものづくり教室で縁のある中津市の北部、豊田の両小学校で、シップリサイクル環境授業を開いた。
タンカー、自動車運搬船などの大型船を国内で解体し、再利用しようという取り組み。清水准教授が2008年に提唱し、ことし3月から、国のモデル事業として室蘭市で初の解体作業が続いている。
県内でも今月3日に大分シップリサイクル研究会(清水准教授が座長、16社、5法人)が発足。31日に大分市で開かれるシップリサイクルシンポジウムの打ち合わせで、清水准教授が来県したことから、北部小PTA(半田慎一郎会長)が「ぜひ中津の子どもたちに」と依頼し、実現した。
北部小では5、6年生を対象に授業。清水准教授は、世界中の大型船解体を引き受けるバングラデシュの様子を示し、「遠浅の浜辺で人海戦術による解体。事故も多く、油流出などの海洋汚染も深刻」と、国内での解体発案のきっかけを振り返った。
その上で「日本は島国。大型船がなければ今の生活は維持できない。タンカー1隻をリサイクルすると、自動車約4万4千台分の鉄が回収でき、鉄鉱石を製錬する際に生じる二酸化炭素(CO2)も抑えられる」と説明。室蘭市で進行中の解体作業現場の様子を映像で紹介した。
環境に配慮した取り組みに、子どもたちも共感。同校5年生の西山達也君(11)は「リサイクルの大切さがよく分かりました」と笑顔で話していた。
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