
三隈川でみこしを洗い清める参加者
「見送り」を100年ぶり新調
▽…………入魂式
日田祇園祭(国指定重要無形民俗文化財)を運行する港町山鉾(やまぼこ)振興会(伊藤輝彦会長)は18日、新調した「見送り」と「水引」の入魂式をした。
見送りは山鉾の背面を飾る垂れ幕で、水引は周囲を覆う幕のこと。これまでの見送りは1894年、水引は江戸時代後期の製作。ことし、約100年ぶりに新調した。
図柄はどちらも原幕と同じ。見送りは「唐獅子牡丹(ぼたん)」で横1・5メートル、縦3・1メートルの大きさ。水引は「巴窠紋(ともえかもん)と宝珠」をデザインし、横8・6メートル、縦0・7メートル。
梅雨明けしたばかりの好天日。関係者約100人が集まり神事。日田祇園囃子(はやし)保存会が「万歳(まんざい)」などの3曲を奉納。披露会もあった。
伊藤会長は「皆さんの協力のおかげで無事完成。100年以上持つよう、若い世代に引き継いでいきたい」と話した。
▽………神輿洗い
日田市の日田祇園祭(国指定重要無形民俗文化財)=24、25日開催=を前に、17日深夜から18日未明にかけて、隈地区の八坂神社で「神輿(みこし)洗い」があった。地区内の大和、三隈両町がみこしを洗い清める伝統的なみそぎの行事で、祭りの1週間前に実施している。
17日深夜、両町の男衆が法被を着て神社に集合。神事の後、みこしを担いで町内を走り回る、町対抗のタイムレースを開催した。担ぎ手は「オイサ!オイサ!」と威勢よく掛け声を出しながら激走。昨年に続き、9分47秒の大和町が勝利した。レース終了後、両町は三隈川に入り、みこしを洗い清めた。
レースに勝った大和町山鉾振興会の石井正見会長は「一致団結した結果。この勢いを本番に持ち込みたい」と話した。
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