
車いすバスケの練習をするラオス人留学生のポンサマイさん(右)とソムチャイさん。「みんな気軽にあいさつしてくれる」と研修を楽しんでいる
別府市の太陽の家でラオスからの研修生2人が、車いすバスケットボールなどさまざまな障害者スポーツについて学んでいる。自身も障害があり、スポーツをきっかけにした自立や社会参加のノウハウ習得を目指し「体験を母国で活用したい」と張り切っている。
小児まひのため足が不自由なポンサマイ・シリチャヌーンさん(28)と、脊椎(せきつい)損傷のため車いすを使用するソムチャイ・ポータビクウンさん(28)。5日に来日し、8月3日まで太陽の家で研修する。車いすバスケを中心に卓球バレーやボッチャなどさまざまな競技を体験。クラブチームの練習やスポーツイベントにも参加する。車いすの修理といった作業実習や関連企業の見学もある。
2人はラオス唯一の女性車いすバスケットボールチームに所属。ラオスでは福祉施策が十分ではなく、車いすなどは高価。障害者スポーツの普及はまだこれからという。東南アジアで車いすバスケの指導経験があり、2人に教える徳永祐政さん(53)も「指導者も不足しており、環境整備が待たれる」と話す。
研修は国際協力機構(JICA)の事業の一環で、アジアの障害者活動を支援する会「ADDP」(東京都)が太陽の家に協力を依頼して実施。3カ年事業で、今年は2年目となる。太陽の家は、障害者の就職やスポーツ活動に全国で先駆けて取り組んだ実績があり、1997年からは東南アジア各国でスポーツ講習を実施している。
「ここでは障害者が自立している。多くを学び、母国で広めたい」と2人。ADDPアドバイザーの麻生学さん(57)=日出町=は「スポーツは障害者の体力増進やリフレッシュだけでなく、仲間づくりや社会参加のきっかけとなる。帰国後は普及活動のリーダーとなってほしい」と期待している。
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