
「わっしょい、わっしょい」と元気に交通安全を呼び掛ける園児ら=15日午前、杵築市杵築
「おおいた夏の事故ゼロ運動」が15日、始まった。運動のスローガンは「高齢者と子どもの交通事故防止」。県警によると、今年の交通事故死者数は32人(14日現在)。昨年同期に比べて17人増えており、増減数は全国都道府県のワーストワン。死亡事故抑止を目指し、24日までの10日間、県内各地で交通安全の取り組みを展開する。
杵築市杵築の国道213号沿いでは、杵築幼稚園(河田辰也園長)の園児81人が街頭啓発。手作りの「交通安全みこし」を担ぎ、「わっしょい、わっしょい」と元気よく交通安全を願った。折り紙で作った車に「こうつうあんぜん」と書いたお守りを、信号停止中のドライバーに配った。
みこしを担いだ小林郁哉(ふみや)ちゃん(4)は「楽しかったけど重かった」と笑顔。杵築署から「一日警察犬」を委嘱されたチャオ(シバイヌ)も園服を着て、園児と安全運転を呼び掛けた。
運動の重点目標は▽前方注視の徹底▽すべての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底▽飲酒運転の根絶―の3項目。県警は期間中、飲酒運転やスピード違反、シートベルトの非着用などの交通指導取り締まりを強化する。
県警交通企画課によると、死者32人の半数が65歳以上の高齢者、中学生以下の子どもは1人だった。死亡事故を運転者の原因別にみると「前方不注視」「速度超過」「安全不確認」の三つで全体の7割以上を占めている。同課は「(1)脇見をしない(2)右左折時の十分な安全確認(3)スピードを出し過ぎない―の三つを守り、重大事故を防ぐよう呼び掛けたい」としている。
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