
写真はロトルア市から届いた本を手にする別府市立図書館の立川有近館長(右)ら
別府市は姉妹都市のニュージーランド・ロトルア市と図書の交換を通じて交流を深めている。5月に別府市から162冊を送り、6月にロトルア市から152冊が届いた。別府市では市立図書館に収め、8月に特別展示し、「ロトルア文庫」(仮称)として貸し出しを始める予定。市民らが現地の歴史や地理、文化などを知ることでさらなる交流の発展を目指す。
ロトルア市はニュージーランド北島の中央に位置する温泉観光都市。別府と同様に間欠泉などの温泉資源に恵まれ、先住民族のマオリ人文化などで知られている。1987年に姉妹都市を締結して以来、公式訪問団や高校生の交換留学生などが毎年のように行き来をしている。そのため、日本語を学ぶ人や日本人留学生が多いが、図書館にある日本の書物は500冊ほどで不足気味だった。
昨年5月、ロトルア市のケビン・ウィンターズ市長から浜田博市長に交換図書を提案する手紙が届いたのがきっかけ。浜田市長は「別府では多くの留学生が学び、生活をしているので外国の書物は数多く必要。グッドタイミングな提案」と快諾。両市の図書館を通じて本の選定などの準備を進めてきた。別府市に届いた本はマオリ人やロトルアに関する本、児童書など日本国内で手に入りにくいものばかり。現在、タイトルの翻訳作業やコーティング処理などをしている。
市立図書館には約13万2千冊の蔵書があるが、このうち洋書は148冊。最近では留学生だけでなく、子どもに英語教育をするために英語の絵本を借りていく市民も増え、洋書の要望は高まっていた。立川有近館長は「交換図書が好評であれば、今後も継続してやっていきたい」と話している。
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