
工藤義見町長に冊子を手渡す越智好財政課長(右端)
日出町役場の職員有志は6月、職員の働く姿勢やあるべき態度を示す「マネジメント・ベーシック21(町経営基本方針)」をまとめ、工藤義見町長に提案した。職員の基本理念などを明文化していなかったことを踏まえてつくったもの。職員は「意識改革につながる」と期待するが、町民から「本当に『お役所仕事』が変わるのだろうか」との声も上がっている。
昨年9月に若手を中心とした職員らで立ち上げた「意識改革推進チーム」(越智好財政課長、12人)が担当。「与えられた仕事をこなすだけの職員がいる」「窓口で素っ気ない対応は町民に失礼」など、以前から持ち上がっていた問題点を職員全体の共通課題として意識してもらい、改善するのが狙い。
方針では▽常に町民のニーズを探求し、町民の立場に立つ職員を目指す▽役場全体が一つのチームとなって経営感覚を持つ総合行政を目指す―などの五つの理念を規定し、あるべき職員像を示した。越智課長は「職員が一体となって町のために尽くす姿勢を共有したかった」と話す。町は提案を受けて全職員に周知を図っている。
そんな中、町民からは冷ややかな声も。町内の自営業男性(47)は「職員自らの意識改革も大事だが、景気が低迷しているだけに生活向上につながる政策を優先してほしい」と指摘。町内の主婦(35)も「職員に目に見える変化があればいいのだが。どう変わるか見守りたい」と話した。
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