口蹄(こうてい)疫問題で牛の競り市場を再開したJA全農県本部は12日、竹田市の豊肥市場で2日目の市場を開いた。出品した子牛の1頭当たりの平均価格は、通常を上回る購買者が訪れたことなどから、前回(4月)を1万3749円(約4%)上回る37万3729円となった。
この日は竹田市、豊後大野市などの農家約400人が5月に出荷予定だった子牛608頭を出品。購買者は通常110人ほどだが、九州各県をはじめ、愛媛、三重両県などから約140人が訪れた。
会場は出入り口で車両を入念に消毒し、生産者と購買者が接触しないようにゾーンを分け、防護服を着て実施。午前9時半から競りが始まり、運び込まれる1頭1頭を順次競り落としていった。
子牛3頭を出荷した竹田市の釘宮永路さん(50)は「価格が思ったより良く、ほっとしている」と喜ぶ一方、「宮崎、鹿児島の市場が再開してから相場がどう落ち着くかだ」と先を見据えた。
愛媛県伊方町から訪れ、子牛4頭を購入した佐々木邦満さん(47)は「今まで宮崎から購入していたが、初めて大分に来た。(購入価格は)高かったが、子牛を入れないと肥育牛を出荷できなくなる」と渋い表情を浮かべた。
【メモ】
JA全農大分県本部の速報によると、同日、雌牛1頭の平均価格は31万6104円で、前回を1万4714円(約5%)、去勢牛1頭の平均価格は41万4472円で、1万1215円(約3%)上回った。
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