
県内最古とみられる集落跡が見つかった森の木遺跡の発掘調査現場=9日、佐伯市大越
東九州自動車道の建設工事に伴い、昨年度から発掘調査をしていた佐伯市大越の「森の木遺跡」から、8千~9千年前の縄文時代早期の竪穴住居25棟などが確認された。県内最古の集落とみられ、県教委では25日午前10時から現地説明会(小雨決行)を開いて一般に公開する。
現地は番匠川支流の大越川左岸の河岸段丘上。県教委埋蔵文化財センターが、同自動車道佐伯―蒲江間の建設予定地6500平方メートルを今月いっぱいの予定で調査している。
竪穴住居は直径2~3メートルの円形のものが多く、1棟に数人程度が住んだと考えられるという。
旧石器時代(約2万年前)から中世(約600年前)にかけての石器や土器が出ており、かなり長い間、人々が住み続けていたらしい。
住居の外には、石を集めて調理した集石遺構や、薫製を作ったのではないかとみられる炉穴も。山形や楕円(だえん)形の文様がある押型文土器と無文土器などの縄文土器、やじりや漁網の重り、打製石斧(せきふ)、姫島産黒曜石(重さ4キロ)など多種多様な道具や、それを作る材料などが数多く見つかっている。
県内では早水台遺跡(日出町)と同時期だが、多数の竪穴住居がある集落景観が明らかになったのは初めてとみられる。
現地は、市総合運動公園西側の県道603号から大越に入ってすぐの右手の台地。問い合わせは同センター(TEL097・597・5675)。前日と当日は森の木遺跡発掘調査現場事務所(TEL090・4990・3007)へ。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA