
オープンした「猪鹿」=中津市耶馬渓町
中津市耶馬渓町に9日、獣肉処理・加工場「猪鹿(ちょろく)」がオープンした。これまで田畑を荒らすとして捕獲後、捨てられていたイノシシ、シカの肉を地域資源として有効利用するのが目的。
施設は木造平屋(38・15平方メートル)。近隣の飲食店が使用していた施設を増改築し、水回りなどの設備を整備した。総事業費は1100万円で、市から約999万円の補助を受けている。
経営に当たるのは、ことし4月に結成された任意組合の耶馬渓食肉工房「猪鹿」(大江真郷組合長、5人)。組合は、地元の猟友会と獣肉を安定供給する協定を結んでおり、本年度は猟友会員から持ち込まれたイノシシ50頭、シカ50匹を処理、加工する予定。5年後には、年間イノシシ300頭、シカ300匹を処理する計画になっている。
大江組合長は「一般の人が食べ慣れていないシカやイノシシを、牛や豚と同じように食べられるように広めていきたい」と意気込みを語った。
処理した肉や、委託加工されたウインナーやハンバーグは、市内のJA直売所などで市価よりも割安で販売。また、インターネットでの販売も予定しているという。
市内の昨年度の捕獲実績はイノシシが1148頭、シカが1205匹。
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