
開会式で入場する選手たち=10日午前、新大分球場
第92回全国高校野球選手権大分大会は10日、新大分球場で開幕。あこがれの甲子園を目指す戦いが始まった。
開会式はこれまでより30分遅い午前10時半に始まった。スタンドは選手の晴れ姿を目に焼き付けようという保護者や、共に汗を流した仲間たちを見守る部員、熱心な高校野球ファンで埋まった。
東明、大分商両校ブラスバンドの演奏に合わせて、前回優勝の明豊から順に50校・49チームが入場行進。選手たちは笑顔を浮かべたり、緊張した面持ちでグラウンドを一歩一歩踏み締めた。
明豊の砂川哲平主将が優勝旗を返還。巨山宣幸県高校野球連盟会長が「大会キャッチフレーズ“49~それぞれの夏物語”のように、熱いドラマの展開を期待します」とあいさつ。広瀬勝貞知事、小矢文則県教育長が「今年は皆さんが主役です。存分に活躍して大会を盛り上げ、素晴らしい歴史を刻んでほしい」と激励。宇佐の清水龍光主将が選手宣誓した。
昨年に続き、高文連放送部が司会を担当。三村祐介君(雄城台3年)と白石みさとさん(日田3年)が、はつらつとした声で式を進行した。
開会式に続き、鶴城―中津工・東の開幕試合で戦いの幕が切られた。
「勇気と感動与えたい」
○…選手宣誓をしたのは宇佐の清水龍光主将(3年)。はきはきとした大きな声で、「これまで応援し支えてきてくれた家族や先生、多くの出会いに感謝し、たくさんの人に勇気と感動を与え、高校野球の素晴らしさを伝えたい」と宣誓した。
「今朝、父から楽しんでこいと激励された」という。宣誓を終え、「いい宣誓ができてほっとした。これからはプレーに集中する」と話した。
自信持ち、腕振り歩く
○…入場行進で国東の高校生コーチ田畑正実君(3年)が選手の先導役を務めた。
控えの二塁手だったが、昨秋に肩を痛めた。通院しながら練習を続けたが2月、手術が必要と告げられた。リハビリ期間を含めると夏の大会には間に合わないため、選手として出場することを断念。高校生コーチとして練習のサポート役に徹してきた。
開会式では「選手の代表として自信を持って臨みたい」と、しっかり腕を振って歩いた。12日に予定されている試合では「国東の強さを見せられるよう、みんなと一緒に頑張る」と力を込めた。
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