
児童の間を回り描き方をアドバイスする中山忠彦さん(左から2人目)=9日
日展理事長の洋画家中山忠彦さん(75)=豊の国かぼす特命大使、大分合同新聞文化賞特別賞受賞=が9日、母校の中津市三保小学校(田中恵子校長、109人)を訪れ、児童に人物のデッサンを指導した。
6年生20人が参加。2グループに分かれ、いすに座った2人の女性モデルをデッサンした。中山さんは児童の間を回り、「画用紙全体が見渡せるよう姿勢に気を付けて」「顔全体のどの辺りに目があるか意識して」などと描き方のポイントをアドバイスした。
約1時間のデッサン後、作品を並べて講評。中山さんは「短い時間でよく描けたが、どの絵も手が小さくなりがち。全体のバランスを考えるのが大切」と述べた。さらに「美しいと感じることは心の栄養。よくものを観察し、考え、感じ取りながら、日常生活を送ってほしい」と呼び掛けた。
椛田(かばた)吉秀君(11)は「体と顔のバランスに注意しながらもっと練習したい」、永吉梨子さん(12)は「目とか顔の表情を描くのが難しかった。一人一人の絵を講評してくれたのがうれしかった」と話した。
中山さんは8日に県立芸術会館で始まった「第41回日展 大分巡回展」に合わせて来県。文化庁の「子どものための優れた舞台芸術体験事業」の一環で来校した。同校での絵画指導は3回目。
中山さんは北九州市生まれで、8歳から高校卒業時まで中津市で過ごした。2009年3月から日展の理事長を務めている。
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