
建て替え工事がほぼ完了し、10日から利用が始まるJR亀川駅の新駅舎=8日
別府の北の玄関口でもあるJR亀川駅の建て替え工事がほぼ完了し、10日から新駅舎の利用が始まる。新駅舎は鉄骨2階で、2階部分に改札口と待合所を設ける。泉都の発展を支えてきた木造平屋の初代駅舎は開業から100年の今年、その歴史に幕を下ろす。
別府市は、JR日豊線で東西に分かれている亀川の一体的発展や、人に優しい街づくりを目指して同駅の周辺整備事業を進めている。亀川駅の線路をまたぐ屋根付き歩道橋(自由通路)を、2011年の年明け早々の供用開始を目指して建設中。歩道橋にはエレベーターを設置し、車いす利用者や自転車も通行できるようになる。
11年度中には、歩行者とバス、自転車などが混在する東側の駅前広場は、今より面積を広げて道路を整備し、安全を確保する。この事業実施のため、駅舎の移転が必要となり、JR九州が新しい亀川駅を建てることになった。
亀川地区は、医療・福祉関連の施設や教育機関が多い。立命館アジア太平洋大学の開学などもあり、駅の利用者は増加傾向という。現在1日当たり約3千人が亀川駅を利用している。15年近く同駅に勤務する駅員の木戸弘さん(57)は「現駅舎が取り壊されると思うと何とも言えない寂しさもあるが、世代交代は致し方ない。現駅舎がつくり上げたぬくもりという伝統を引き継ぎ、“2代目”も皆さんに愛していただけるよう頑張りたい」と話している。
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