県内が梅雨入り(6月12日)して間もなく1カ月。今年は梅雨前線が九州南部に停滞することが多く、日田、中津など北西部を中心とした地域の雨量は平年より少ない。平年の梅雨明けは18日。梅雨期も終わりに差しかかろうとしているが、これまでのところ、まとまった雨が降ることも少ない。
大分地方気象台によると、太平洋高気圧の北への張り出しが弱く、前線の北上が遅れている。例年なら九州北部にかかる前線に向かって、暖かく湿った南西風が流れ込むため県北西部の雨量が多くなる。今年は前線の動きが遅く、東側からの風が入りやすくなっているため、大分、佐伯など県南部、中部などの雨量が平年より多い。
前線の停滞により、九州南部では激しい大雨が観測されているが、県内はまとまった雨が少ないのも特徴。一日の雨量が100ミリを超えたのは、6月25日に佐伯、大分市佐賀関など県南部や中部で観測しただけ。
梅雨入り後の総雨量(6日現在)は▽佐伯 493・0ミリ(平年同期265・3ミリ)▽日田 314・0ミリ(同379・1ミリ)▽大分 293・5ミリ(同279・7ミリ)▽中津 234・5ミリ(同303・7ミリ)―など。
今後、前線の北上に伴って大雨が降る可能性もある。同気象台は「梅雨末期は激しい雨が降ることがある。油断をせず、土砂災害などには十分に警戒してほしい」と呼び掛けている。
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