
県埋蔵文化財センター職員の説明を熱心に聞く児童ら
中津市三光の深水小学校(竹田京子校長、24人)で、地元で発掘調査中の遺跡について学ぶ授業が開かれた。児童だけでなく保護者も出席し、遺跡から出土したやじりや土器などを見ながら、県埋蔵文化財センターの職員から遺跡の歴史について学んだ。
今回の授業対象になった遺跡は三光上秣、下深水にまたがる池ノ下・能元遺跡。東九州自動車道の建設工事前調査で発見され、5月中旬から8月上旬までの予定で、県が調査を実施している。遺跡からは、縄文後期、弥生、古墳、平安といった幅広い時代の品が次々に見つかっているという。
土器を手に、同センターの江田豊主幹、友岡信彦主幹の2人が「皆さんの先祖が暮らした遺跡かもしれません」と語り掛けると、児童は興味津々の様子。土器や石斧(おの)といった出土品がテーブルに回されると、手触りや形などの特徴を確かめつつ、熱心にメモを取っていた。
6年の奥永純也君(11)は「博物館のガラスケース越しでしか見られないような品物が見られて、興味がわきました」とにっこり。授業では、遺跡の解説のほかにも、やじりに使われる黒曜石で紙を切り、その切れ味を確かめる時間もあり、児童は楽しく学んでいた。
授業は本来、現地でする予定だったが、大雨で室内へ変更になった。竹田校長は「子どもたちもほとんど知らなかった貴重な地元の遺跡。後日、現地見学も行いたいですね」と話した。
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