
見ごろを迎えたアジサイを楽しむ福祉施設の利用者ら。右端が小野小夜子さん
別府市堀田の小野小夜子さん(83)が毎年、自宅に市内の福祉施設の利用者を招いて開く「アジサイ観賞会」が2日、10回目を迎えた。小野さんが手入れした庭のアジサイ約300株の花や、敷地内から見える「白糸の滝」を楽しみながら、障害のある人たちと交流を深めてきた。「滝があることを知らない人も多く、『また来たい』と言ってくれるのがうれしくて続けてきた」と小野さん。
10回目となったこの日は、市内富士見町の社会福祉法人みのり会が運営する精神障害者支援施設の利用者11人が訪問。お茶を味わいながら青やピンク、紫の美しいアジサイを眺めた。
「温かく迎えてもらい、自然に触れ、利用者の表情が和らいでいます」と施設の社会復帰指導員、佐藤優子さん(28)。女性利用者(73)も「すごくきれい。お茶もおいしかった」とほほ笑んだ。観賞後は小野さん宅で昼食も振る舞われ、おしゃべりを楽しんだ。
小野さんは、市内の特別支援学校で養護教諭として勤めていた。退職後も、市内外の福祉施設でのさまざまなボランティア、子どもとの触れ合い活動、老人会役員の仕事などで忙しい毎日。「人に喜んでもらうことが生きがい。元気なうちは頑張りたい」と話す。
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