
青年部の設立総会に集まったメンバーたち
別府竹製品協同組合(油布昌孝理事長)はこのほど、若手竹職人を中心に組織した「青年部」を設立した。研修会、新規事業の開拓などを行って職人同士の情報交換や仕事の共有を図り、竹産業の振興、後継者の養成を目指す。青年部は「若手が中心になっていかないと、日々変化する時代や環境に対処していけなくなる。次世代に受け継いでいけるような活動をしたい」としている。
生活様式の変化、安価な輸入品の流入、経済不況による消費の落ち込みなどさまざまな要因が絡み、厳しい状況が続いている竹業界。特に、販売手段を持たない多くの新規参入者や若手の職人は生計を立てていくのも厳しいという。
業界の将来を案じた組合員らが若手職人らに組合加入を呼び掛けた結果、おととしから10人以上が新たに加入。互いのアイデアや意見を生かそうと青年部の立ち上げに踏み切った。
設立総会が6月25日、同市元町のプラットホーム07「竹工房」であった。入会資格は55歳以下の組合員で、30歳から55歳の17人が加入した。
今後の活動方針として、▽ホームページの作成▽青年部としての仕事の受注方法の検討▽組合ブランドによる別府土産品の制作と販売▽展示会など市竹細工伝統産業会館の活用―などに取り組むことを決めた。
設立まで中心的役割を果たし、青年部長に就いた大谷健一さん(44)は「共同受注など若手の中で少しでも仕事が回るようなシステムを作りたい。単なる親睦(しんぼく)団体ではなく互いの意欲を高められる団体にしていく」と話す。
油布理事長は「若い職人が積極的に動いてくれるのはうれしい。職人同士、頑張る姿を見ることで制作の判断材料が増えると思う」と期待している。
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