大分県内各農協を指導する上部団体・JA大分中央会の広瀬暢洋(のぶひろ)会長(69)が辞任の意向を示していることが27日、関係者への取材で分かった。JAグループで後任の人選を進めているが、現段階では決まっておらず難航している。
広瀬会長は2008年6月の総会で中央会長に選ばれた。任期をまだ1年残している。農協関係者によると、広瀬会長は5月下旬の理事会で、体調不良を理由に6月30日の総会での辞任を表明。これを受け、6月に入って候補者を推薦する会議を設置。県内の農協から複数の候補が挙がったが、決定には至っていない。
JAグループをめぐっては昨年7月、県内16の農協が合併して発足した県農協が初年度に21億5千万円の赤字を出し、合併に加わらなかった7農協の組合長が広瀬会長の引責辞任を要求。中央会の補欠役員の選任が難航するなどしていた。
広瀬会長は「体調に不安があり、周囲に迷惑は掛けられない。県農協は2年目の決算で19億8千万円の黒字に転換し、一つの区切りをつけられた」とし、引責辞任を否定した。後任については「推薦会議で協議中」と述べるにとどまった。
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