
「篆書に興味を持つきっかけになれば」と話す姫野義秀さん
大分市皆春の姫野義秀さん(66)が、1年間を365文字の篆書(てんしょ)と共につづった「傍(かたわら)」(B5判、183ページ)を自費出版した。約200部をすでに県内の中学、高校に寄贈しており、「日ごろなじみのない篆書に、若い時から触れてほしい」と姫野さん。
姫野さんは、約40年間勤めた会社で書道部に所属。退職後、本腰を入れ書道を学び始めた。展覧会に足を運んだ際、初めて見た篆書の作品に目が奪われた。「面白そうだ」と独学で筆を動かし、篆書を練習した。以前から「子どもたちに書道の楽しさを伝えたい」と考えていた姫野さんは、生活に身近な文章と一緒に篆書を載せることで親しんでもらおうと、2009年1月1日から執筆を始めた。
ニュースにまつわるエピソードや通勤途中に見つけた四季折々の風景、孫の成長から感じることなどを書き留め、文章から抜粋した漢字1字を、1日ごとに篆書と楷書(かいしょ)でそれぞれ載せている。
姫野さんは「自分が魅せられたように、本が篆書に興味を持つきっかけになれば」と期待している。
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