
営業終了を惜しみ、まんじゅうを買いに来た客=25日
大分市の中心部で、長年にわたってまんじゅうやパンを販売し、市民に愛されてきた「つるや」(本社工場・錦町)が25日で営業を終了した。なじみの味との別れを惜しむように、同市中央町の店舗には、多くの客が列をつくった。
同社は創業が1948年。赤レンガ通り(同市中央町)で、まんじゅうとパンを別々の店舗で販売していた。まんじゅうは一口で食べられる大きさに加え、手ごろな値段で、子どもからお年寄りまで幅広い世代に人気があった。
25日は、熱々のまんじゅうが出来上がると、次から次に売れていく状態。列に並んだ大分市松が丘の主婦、三浦有紀子さん(40)は「子どものころからよく食べていたので、店を閉めると聞いて食べたくなった」と湯気が出そうなまんじゅうを持ち帰った。
近くで文房具店を経営する桑原康輔さん(76)は「あれだけにぎわったつるやが無くなるのは信じられない。まんじゅうだけでなく、メロンパンなどにもファンが多い。中心市街地の老舗が消えるのはつらい」と閉店を惜しんだ。
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