
募金箱を作りながら、子育ての悩みを語り合っている=16日、大分市横塚のくまがい産婦人科
一円玉で小さな命を救おう―。大分円ブリオネットワーク(安東利夫代表)は、一円玉募金で出産費用を援助する活動を続けている。募金活動に加え、県内4会場で定期的に交流会を開催。転勤や核家族化などで孤立しがちな母親たちが、互いに支え合いながら子育てについて考える場にもなっている。
募金活動は円ブリオ基金センター(東京都)が1993年から始めた。阪神大震災の時、被災者6人に出産費用を援助したのをはじめ、夫が職を失ったため出産をあきらめようとした母親など、これまでに197人の出産を支援した。
県内では、大分いのちを応援する会、大分ワン&オンリーいのちの会、円ブリオ大分の3団体が活動。大分市、臼杵市、玖珠町の計4会場で母親同士の交流会「ほっと・スポット」を開催。出産費用の援助を受けた人はいないが、主婦から看護師に転身し、さらに助産師を目指す大分市内の30代女性が同基金から修学資金の援助を受けている。
大分市内であった6月の交流会には親子約30人が参加。牛乳パックを再利用して募金箱を作りながら、子育ての悩みを語り合った。
初めて参加した市内の20代の主婦は「遊び方やしかり方が間違っていないかなど、悩みを話すだけで気が軽くなる」。常連となった市内の主婦小野渚さん(26)は「子育て中でも気軽にボランティアができる。小さな活動でも社会に役立っていることがうれしい」。円ブリオ大分の熊谷孝子代表は「気兼ねなく話ができる場を求める母親は多い。地道な活動だが、子育て支援につなげていきたい」と話している。
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同ネットワークなどは7月11日午後1時から、大分市の大分全日空ホテルオアシスタワーで講演会を開く。「こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)」を国内で初めて設置した慈恵病院(熊本市)の蓮田太二理事長、田尻由貴子看護部長が「救いたい!小さな生命」のテーマで講演する。
入場料は大人千円(当日1200円)。大学生以下は無料。問い合わせは事務局(TEL090・1082・3556)まで。
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