臼杵市内にあるフグの料理店、卸業者でつくる「ふぐの郷(さと)臼杵」(小坂勝三会長)は7~9月を「夏フグキャンペーン」期間に設定。冬だけでなく年間を通じておいしい、臼杵フグの魅力をPRする。夏にふさわしい涼味あふれる食べ方を提案。臼杵の夏の祭りとタイアップした「スペシャルデー」も設ける。
夏フグキャンペーンは2年前から取り組んでいる。同会によると、江戸時代まではフグは年中食べられていたが、明治時代に白菜が中国から伝来。白菜によく合う魚としてフグが注目され、冬の鍋料理「ふぐちり」がフグのイメージとして定着してしまったのだという。
あえ物、刺し身、空揚げ、すしといった定番メニューでガラス製の器を多用し、涼しさをアピール。刺し身皿の下には氷を敷き詰めた皿を置き、鮮度が落ちないように工夫している。ぽん酢で食べるふぐちりの代わりは、江戸時代初期の料理本に載っている「ふくとう汁」風の鍋。みそとしょうゆで味を付け、ナスやニンニクといった夏野菜をふんだんに使っている。雑炊もうまい。
同会の児玉多寿子企画・広報委員長(61)は「夏にこれだけタンパク質を取れる魚はないと自負している。多くの人に臼杵のフグの良さを知ってもらいたい」と話している。
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