飲酒運転の違反点数を引き上げ、行政処分を厳罰化した道交法の一部改正から1年。免許取り消し処分の件数は、改正前の1年間と比べて約3・7倍に激増したことが、県警のまとめで分かった。県警は行政処分の厳罰化が県民に十分浸透していないとして周知を図り、飲酒運転根絶のための取り組みを進める。
改正道交法は、昨年6月1日に施行。飲酒運転の違反点数が引き上げられ、即免許取り消しになるケースが増えた。
免許停止(違反点数13点)だった酒気帯び運転(呼気1リットル中0・25ミリグラム以上)は、2年間の免許取り消し(同25点)に。酒酔い運転は免許取り消し期間が2年(同25点)から3年(同35点)となり、ひき逃げ死亡事故が重なった場合などの取り消し期間は最長5年から10年に延びた。
県警交通企画課によると、改正法施行前後の摘発数は▽2008年6月~09年5月 390件▽09年6月~10年5月 389件と横ばい傾向だったのに対し、飲酒運転による免許取り消し処分は増加。08年6月~09年5月は64件、09年6月~10年5月は236件だった。
取り消し処分を受けた人は県警に対し、「免許取り消しになるとは知らなかった。仕事を失うので何とかならないか」「自分がちゃんとしていればよかった」と話したという。
同課は「飲酒運転で即免許取り消しになることがあまり知られていないようだ。周知を図るための広報活動をしていきたい」としている。
<ポイント>
道交法改正による飲酒運転の罰則強化 2006年8月に福岡市で子ども3人が死亡した交通事故以降、2度の法改正があった。07年改正では、懲役刑と罰金刑が大幅にアップ。昨年の改正では違反点数が引き上げられた。
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